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2020年の活動実績です。
12月勉強会
12/26(土)
”日本のエネルギーシステムの全貌と脱炭素シナリオ”
12月の勉強会では、電力に限らずエネルギーシステム全体を見渡し、そのうえでの脱炭素化をいかに達成するのかについて取り扱いました。資源エネルギー庁のエネルギーフロー図を参考にエネルギーシステム全体を俯瞰した後、脱炭素化のためには ①満足度あたり必要なエネルギーサービスを減らす ②エネルギーサービスあたり必要なエネルギー消費を減らす ③エネルギー消費時に発生する二酸化炭素を減らす ④エネルギー転換時に発生する二酸化炭素を減らす ことが必要であると整理しました。①、②について、省エネは満足度を減らすものではないという点ということが強調されました。また、実際の脱炭素シナリオを統合資源エネルギー調査会基本政策分科会第34回会合の資料を参考に確認しました。
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第五回
資源・エネルギーフォーラム
@第71回駒場祭
11/21(土)
”アフターコロナのエネルギー”
本年度の資源・エネルギーフォーラムでは、昨今の情勢を鑑み「アフターコロナのエネルギー」というテーマで開催いたしました。昨年度まではIRESAが独自に主催しておりましたが、今年度は東京大学第71回駒場祭の企画の一つとしてオンライン開催いたしました。
京都大学大学院 経済学研究科 再生可能エネルギー経済学講座 特任教授の安田陽様、地球環境産業技術研究機構 システム研究グループ グループリーダーの秋元圭吾様、自然エネルギー財団 事業局長の大林ミカ様の三名から、電源の外部費用や社会的便益、グローバルな二酸化炭素排出やデジタル化、再生可能エネルギーに関する世界と日本の最新情勢についてご講演をいただきました。
10月勉強会
10/31(土)
”日本の電力システムの脱炭素化の現状”
10月の勉強会では、日本の電力システムに焦点を当てて、脱炭素化の現状と、脱炭素化に伴う技術的問題の二つにテーマを分けて勉強会を開きました。前半の脱炭素化の現状では、日本と世界のエネルギー構成比を比較しながら再生可能エネルギーの今後の導入の展望についてみていきました。後半では技術的な観点から、再エネ導入に伴う系統安定性への影響や逆潮流問題について電力工学の視点で解説しました。
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秋新歓勉強会
10/10(土)
”エネルギーの基礎知識”
今年度はCOVID-19の影響もあり、秋にもオンラインにて新歓活動を行いました。IRESAについての紹介と同時に、簡単な勉強会を行い普段の雰囲気を体感してもらいました。
勉強会では気候変動について簡単に説明し、それを解決するために非常に重要とされるエネルギー問題に迫りました。脱炭素化の文脈で特に注目される電化や再生可能エネルギーといったトピックにも言及しました。
外部団体での講演
9/29
JYPS(Japan Youth Platform for Sustainability) 主催
#RedesignOurFuture - あなたは地球の未来のために何をする? -
”世界で起きている気候変動に関する問題と各国の動き”
9月29日、IRESAの前代表が気候変動問題に関するJYPS主催のオンラインイベントに登壇し、気候変動問題について問題共有を行った後、その解決のためになぜエネルギーが重要になってくるのかについて話しました。パリ協定で設定された2℃(1.5℃)目標を上回らないために各国はより一層の努力が必要となることを前提に、アメリカ、中国、EU、日本の政策目標や見通しの一部を紹介しました。
社会のすべての人々が公平に自らの意見を政策に反映させることを通じて、衡平で公正な社会が実現された世界を目指す日本の若者団体であるJYPSについてはこちらから(HP)あるいはこちらから(Facebook)
9月勉強会
9/26
”持続可能な社会のための経済システム”
9月の勉強会では、持続可能な社会を形成するための経済システムについて取り上げました。現在の経済システムの欠点として、”信用創造”による貨幣流通量の操作、株式配当のための”製品の計画的陳腐化”など企業の過度な利益追求、ギャンブル的な投機を取り上げたのち、それらを是正した持続可能な社会経済システムについて議論しました。その中にはベーシックインカムなど話題になっている手法も存在し、議論が非常に盛り上がりました。
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9月見学会
9/10
”平塚波力発電所見学”
9月は見学会として平塚波力発電所を見学させていただきました。環境省の実証事業として稼働している発電所ですが、見学当時は台風10号の影響で波を受けるラダーが半分以上脱落しているという珍しい状況での見学となりました。発電機構のみならず、系統連系や広い範囲の波長の波を受ける実海域特有の難しさ、将来の展望などをお話しいただき大変充実した見学会となりました。
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8月勉強会
8/29
”海洋エネルギー発電”
8月の勉強会では、波力発電、海流・潮流発電、海洋温度差発電といった海洋再生可能エネルギーについて取り上げました。ヨーロッパを中心に導入が進んでいたものの、計画と比べ導入が難航しており太陽光・風力と比べ出遅れてしまった海洋エネルギーですが、ポテンシャルの高さと稼働率の高さに期待されており、日本でも実証実験が行われています。導入状況について整理した後、各発電のメカニズムを学習しました。
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7月勉強会
7/25
”気候変動(グリーンリカバリー、パリ協定)”
7月の勉強会では、気候変動や温室効果ガスの削減などについて取り上げました。COVID-19の世界的大流行に伴い減速した経済を、気候変動や生態系に配慮しながら再生していく「グリーンリカバリー」の考え方について紹介しました。また、近年急増する豪雨と温室効果ガスの関連や、温室効果ガスの削減を各国に求めるパリ協定の仕組みについても取り上げました。
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6月勉強会
6/27
”エネルギー問題のいま”
6月の勉強会では、主にIRESAへの新規加入者のキャッチアップのため、エネルギー問題、特に電力問題を包括的に取り上げました。気候危機によりエネルギー問題が重要性を増しているという背景のもと、3E+Sや熱、輸送、電気というエネルギーの視点を整理し、エネルギー大転換が3つのD(脱炭素化、分散化、デジタル化)という世界的トレンドによって進展していることについて紹介し、それぞれについて詳しい内容を学びました。
5月勉強会
5/23
”資源エネルギー界隈のコロナウイルスの影響”
5月の勉強会では、新型コロナウイルス感染症COVID-19が世界にもたらした影響をエネルギーの観点から分析しました。特に石油業界へ与えた影響を学ぶために、石油開発やシェールオイル(タイトオイル)の特徴などの知識を中心に取り上げ、WTI先物市場マイナス価格のインパクトや石油業界の現状について学びました。
また、IEA "Global Energy Review 2020"等の資料をもとに電力業界についても現状分析を行いました。
4月新歓勉強会Ⅱ
4/19
”住宅とエネルギー利用”
4月二度目の勉強会では、エネルギー消費の中でも住宅に関する部分について取り上げました。エネルギー全体で見たときの割合や実際にどの用途にエネルギーがつかわれているのかを共有した後、快適な家には高断熱・高気密が重要であることを学び、日本と海外の比較や日本での取り組みを紹介しました。
4月新歓勉強会Ⅰ
4/11
”海洋プラスチック問題”
今年度初の勉強会では、昨年G20大阪サミットにおいても大きく取り上げられた海洋プラスチック問題について取り上げました。プラスチックの生産と処理について学んだ後、どの程度海洋プラスチックとして流出しているのか、その問題点と解決策について学びました。